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Bohemian Archive in Japanese Red/Night Parade of One Hundred Oni Every Four Days: Difference between revisions

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(No difference)

Revision as of 19:21, 13 December 2008


第百十九季
分類:特集記事原稿覚書
文責:射命丸 文

Season 119.
Classification: feature article's script memo.
Writer: Aya Shameimaru

三日置きの百鬼夜行

Night Parade of One Hundred Youkai Every Four Days

妖怪だらけの神社

最近、博麗神社の巫女の動向がおかしいと言う報告を受け神社までやってきた。

神社では宴会が行われており、大勢の妖怪達で盛り上がっていた。

その時はこれといった異常には見えなかったが、よく観察すると様子がおかしいことが判った。

  

参加者全員に少々疲れが見え、全員が他の人の動向を訝しんでいる様に見えたのだ。

まるで、隔離された山荘で殺人事件が起きたかのような雰囲気に、ちょっと宴会とは思えないただならぬ雰囲気を感じた。

  

私は隠れて様子を伺ったが、何事もなく宴会は終了し皆帰って行った。

何かおかしいと思いそのまま観察を続けると、実はこの様な宴会は今日に始まったことではなく、三日起きに断続的に続いていると言う事が判った。

  

今年は冬が圧倒的に長く、春が異常に遅れた年である。

ついこないだ春を迎えたばかりだと思ったらあっという間に夏だ。

その為急激な気温の変化に頭をやられたのかも知れない。

  

ただ、巫女だけならそういう事もあり得るが、なぜ大勢の妖怪達も集まるのかは不明である。

それに、裏に何かありそうな宴会の光景も気になる所だ。

私の眼には、宴会中に何かを賭けて勝負をしている様に映った。

  

想像では、巫女が浮かれて宴会連続記録に挑戦しようとか言い始めて、引くに引けない状態になってしまったのではないかと思う。

妖怪のみんなも、霊夢だけが連続記録の偉業を成し遂げたと言われるのが悔しくて、疲れても毎回宴会に来てしまうとか、あり得そうな話である。

誰が一番最初に挫折するのか、そういった様子で宴会に参加する余り、只ならぬ雰囲気だったのかもしれない。

  

何にしても、大きなニュースの無い時は平和な時である。

今年は、ついこないだ迄春が来ないと言う大きな異変が起きた年でもあるので、その反動として平和が続いているのかもしれない。

このような平和な時は喜ぶべき時である。

  

ただ、気づいている者が居るかどうか気になるところだが、神社の周りは非常に薄い妖気で包まれていた。

宴会にうつつを抜かしている巫女は、その異変に気が付いて居るのだろうか。

私の思い違いならば好いのだが、この妖気は少々やっかいな気であるかも知れない。

と言うのもこの妖気は、すでに幻想郷から無くなって久しい力のような感じがするのである。

射命丸 文

(Aya Shameimaru)


東方萃夢想 ~ Immaterial and Missing Power.

Touhou Suimusou ~ Immaterial and Missing Power.

長かった冬が明け、ようやく春を迎えた幻想郷。

春にやることと言えば人間も妖怪もただ一つ、そう花見である。

だが今年の宴会は多すぎた。

なにせ三日に一度は催されるのだから。

しかも宴会のたびに、幻想郷中に得体の知れない妖気が漂いはじめ…。