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Bohemian Archive in Japanese Red/Patchouli: Difference between revisions
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Revision as of 01:17, 14 June 2009
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第百十九季 文月の四 |
Season 119, 4th of the Book Month (July) | |
紅魔館にて季節外れの大節分大会 |
Out of Season, the Great Setsubun Festival at the Scarlet Devil Manor | |
---|---|---|
ところで節分って何? とメイド達 |
By The Way, What Is Setsubun? Said Maids | |
○月○日、もうすぐ夏だというのに湖の畔にある紅魔館で季節外れの節分大会が行われた。 |
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節分の行事は、幻想郷に鬼が居なくなってから長い間行われていなかった。 |
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その為、メイド達の中には節分という行事を知らない者も居た。 |
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今回、突然節分大会を行おうと考えた経緯を取材したので、盛り上がっている様子と共にお伝えしたいと思う。 |
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紅魔館は既に炒った豆だらけであり、人陰を見つけると取りあえず豆を投げつけると言った混沌とした節分が行われていた。 |
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紅魔館の主であるレミリア・スカーレット(吸血鬼)は、豆まきには参加せず恵方巻きを口にくわえていた。 |
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「どうも炒った豆は駄目っぽいわ。掴んでみたら手を火傷しちゃったし……。だからみんなが豆をぶつけ合う様にして、それを見て楽しもうと。後、私にぶつけるのは禁止ね。どうも豆が当たると火傷するみたいなのよね」 |
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このイベントを企画したのは、パチュリー・ノーレッジ(魔女)。 |
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何故突然この様な季節外れの節分を行おうと思ったのか聞いてみた。 |
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「季節外れ? 何を言っているのよ。節分ってのは季節の分け目の事よ? 春が終わり夏になる今の時期こそ節分じゃないの。今年は鬼の対策強化を行おうと決めたので、節分はその強化対策第一弾。節分に対しての資料が少ないので、ちょっと細かいところは怪しいんだけど、基本的には豆をぶつけ合えば良いみたいなんでメイド達にやらせてみたの」(パチュリー) |
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何故突然鬼の対策強化を行おうと決めたのかと訊ねた。 |
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「転ばぬ先の何とやら、悪魔の館が、平和ボケの間に鬼に侵略された、って事になったら洒落にもならないでしょう?」 |
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紅魔館は十分に平和ボケしていた。 |
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鬼達が幻想郷を完全に撤退してから既にかなりの時間が過ぎている。 |
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この様な不思議な節分が行われている現在、鬼はもう幻想郷には戻ってこないだろう。 |
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その事は我々天狗が言うのだから間違いない。 |
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現在、鬼の事を最も良く知る者は、我々天狗だけなのである。 |
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(射命丸文) |
Interview
Patchouli |
実は確かに居たのよ |
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---|---|---|
Aya |
そうなんですか? それはきっとはぐれ者か幻ですね |
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Patchouli |
きっとはぐれ者 |
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Aya |
豆まきの効果はありましたか? |
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Patchouli |
あの後掃除が大変だったのよ |
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Aya |
それはそうでしょうね |
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Patchouli |
最初からそうなることが判っていたので図書館でまくのは禁止したけど |
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Aya |
正直まき過ぎだと思いました。本当は、鬼は外、って言って2~3回まけば十分なんですよ |
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Patchouli |
ふーん。でも多いに越したことは無いわ |
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Aya |
それにぶつけ合うのも何か間違っている気がします |
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Patchouli |
あれで良いはずよ。だってメイド達に鬼が混じっていたらすぐに判るでしょう? 事実、レミィは豆に触れることが出来なかったみたいだし |
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Aya |
吸血鬼も炒った豆に弱いんですね |
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Patchouli |
レミィはつまんなそうにしてたので、太巻きを食べて貰ってた |
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Aya |
それは鬼とはあまり関係無さそうですが…… |
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Patchouli |
貴方は節分に詳しそうね。それは何故かしら? |
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Aya |
その昔、天狗は鬼とは仲が良かったですから。だから節分に限らず鬼に関する事だったら幻想郷で最も詳しいのです |
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Patchouli |
そう、なら鬼を追い払うのに何故豆をまくのか判る? |
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Aya |
五行がどうだとか、鬼門がどうだとか聞いたことがありますが |
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Patchouli |
違う違う。貴方も人間のこじつけみたいな事を言うのね。本当は物凄く単純 |
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Aya |
はあ |
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Patchouli |
あれは鬼が決めたお遊びというか、人間に対する皮肉なの。鬼は人間が嘘吐きである事を一番嫌ったから、炒った豆を持たせた |
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Aya |
そうなんですか |
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Patchouli |
豆をまくという行為は、本来は芽が出てそのまま農作に繋がるの。その豆に火を加えてしまうと芽が出なくなってしまう。つまり人間は偽りの農作を演じることになる……と |
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Aya |
人間は知らないうちに、自分は嘘吐きですよ~、って豆を蒔いているのですね |
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Patchouli |
最初は恐らく、人間が自分を退治出来る様に鬼の方が決めた弱点だったんでしょう |
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Aya |
何でそんな事をする必要があるのですか? |
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Patchouli |
それは……力が強すぎるから。本当は致命的な弱点も持っているけど、それを見つけられる前に代わりの弱点を作る。強い物[sic]ほど、変な弱点を持っているのよ |
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Aya |
吸血鬼も炒った豆に弱かったのは、日光に弱いことを隠すためって事ですか? |
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Patchouli |
日光に弱いのもカモフラージュかも知れない。日傘一つで外を出歩いてるし |
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Aya |
案外貴方の方が日光に弱いってこともありそうですね。なんだかずっと日光に当たって居ない様に見えますよ? |
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Patchouli |
日光は本と髪が傷むから嫌 |
百年ほど魔女をしているレミリアの友人。 |
Remilia's friend, who has been a witch for approximately one hundred years. |
喘息持ちで、普段は図書館に引きこもっている。 |
She is a patient with asthma, and usually shuts herself away in the Library. |
おもに精霊魔法を得意とする。 |
Mainly good at spiritual magic. |
Appearances: Embodiment of Scarlet Devil, Immaterial and Missing Power, Imperishable Night, Phantasmagoria of Flower View |
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