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Book of Star Mythology/Story/Sanae's Good Ending: Difference between revisions
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Revision as of 12:44, 26 September 2020
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守矢神社 | Moriya Shrine | |
外の世界から魔宝を追って来たものの、帰る方法の分からない望月一曜が滞在している。 | Ichiyou Mochizuki, who came
from the outside world to track down the magical treasure, but doesn't know how to get back, is staying there. | |
一曜「今だ! 火遁! 火の玉アタック!」 | ||
早苗「ウィンドウォール発動! 炎を貫き防ぎ、そのまま攻撃! 勝負あり…」 |
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一曜「危ない所だった…これぞ身代わりの術!」 | ||
早苗「何ですって!? では私も、守矢忍法・水遁の術!」 | ||
一曜「ただの雨! ただの雨ですよそれは!」 | ||
同年代の早苗とは意気投合。 打倒博麗霊夢を掲げて共に鍛錬に励む。 |
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妖精にも負けず劣らず飽きっぽい早苗がいつまで続くか、 守矢神社の二柱は生暖かくそれを見守っていた。 |
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無論、一曜の火遁で時折飛んで来る炎の流れ弾を、神社に直撃せぬよう逸らしながら。 | ||
諏訪子「これ神奈子、あれは何なんじゃ」 | ||
神奈子「おや諏訪子、あれは忍者じゃ」 | ||
諏訪子「なんか私の知ってる忍者とずいぶん違うのだが」 | ||
神奈子「神様も忍者も時代に応じた姿があるんだよ、 私のように」 |
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諏訪子「神奈子はただ小狡いだけだ」 | ||
そろそろお気づきかも知れないが、自ら幻想郷の結界を超えて来たこの二柱なら、内側から外へ出る事もお手の物。 一曜を外の世界に帰してやる事など、実は朝飯前である。 |
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しかし、もはや現代の外界は、煌びやかな五色の忍者が合体ロボを操ったり、戦に負けた忍者が爆発したりする末法の世界。 | ||
古来からの由緒正しい忍者系譜の末裔である彼女。 幻想郷から帰れなくなったのは、もしかしたら不慮の事態ではなく、定められた運命だったのかも知れない。 |
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果たしてどちらで生きる方が幸せか。 そう考えると神奈子も諏訪子も、ついつい話を切り出せなかったのだ。 |
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しかし数日後、外の世界で通っている学校のテストが迫って来たと言われ、結局一曜は外の世界へ送還されて行く。 | ||
女子高生。 外の世界で唯一無二の最強種族の筈だが、単位を落とす事は出来ない。 |
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彼女は、完全に外の世界への未練を捨てた早苗とは違ったのだ。 | ||
早苗と一曜は、以後もときおり神奈子・諏訪子の力を通して連絡を交わした。 | ||
その後一曜は大学へ進学し、次第に忍者の跡継ぎを諦めて、普通の現代人として大人になって行く。 | ||
対する自分はこれで良かったのか。 年月を経ても幼い姿のまま、神様となりつつある自分を見て、早苗は考える。 |
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そして考えるのをやめる。 自分が選択した道だ。一曜とは真逆の選択だが、どちらが正しくてどちらが間違いではなかったのだ。 |
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早苗「貴方の忍術はずっと忘れません…。 さあ今年も異変です!霊夢さんに負けずに行きますよ! |
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忍ぶという字とは程遠い存在感を放つ守矢の若い神様。 今年も派手な技で異変解決に挑む――。 早苗は一曜の生き様を十分に認め、また自分の生き様に誇りを持っていた。 |
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Ending.03 ところでその時霊夢って何歳だろう |
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