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Frantically Forbidden Fruit/Story/Yuuka's Legacy Ending

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Revision as of 04:08, 2 September 2020 by Megaman-Omega (talk | contribs) (Created a page for Yuuka's Legacy Ending)
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  天空に浮かぶ楼閣。天華楼。

  天界の一部である比那名居邸を改築し、
  鈴瑚達の果樹試験場と化していた。
  そこに二名の悲鳴が響き渡る。
  幽香の笑顔の鉄槌が、天人と玉兎に炸裂していた。

幽香 「さて、花の捌きを受けるお覚悟はよろしいかしら?」
鈴瑚 「ひえええ、助けてー」
天子 「なんで私までー」
幽香 「あら、異変を知りながら放置した天人様が何を仰るのやら

    お仕置きは半分しか終わってないって言ったでしょ」

鈴瑚 「比那名居の人は異変と関係ないんだよ本当だよ」
天子 「そ、そうそう!寧ろお父様の責任なんだからアイツを…」
幽香 「それはそれ。これはこれ。

    許しを請うのなら、実のある答えを吐きなさい。」

天子 「え、えー…。理不尽なー」
鈴瑚 「あー…、地上に生えた果樹は抜き続ければ自然に消える筈だよ

    再生力も限界があるんだし、一冬越せば大半は枯れてしまうよ」

幽香 「さっき聞いたわソレは。

    私が聞きたいのは原因の方よ、ウサギさん」

天子 「あ、それは私も聞きたいかも」
鈴瑚 「えっとね。アレは簡易量産用に作ってたものなの

    痩せた土地でなければ高確率で発芽するインスタントフルーツの種
    一応再生力は『普通』に設定してある筈だったんだけど…。」

天子 「異変を起こしておいて、どこが普通なのよどこが」
幽香 「要は貴女達の管理不届きって事ね。なーるほど」
鈴瑚 「いやいや、研究物にはしっかり鍵をかけてたよ

    誰かが手を加えようったって、そんな簡単に…
    あっ、でも妖精ならあるいは…。いやしかし…」

天子 「あー、アンタが一緒に連れてきた連中?」
鈴瑚 「元地上前線基地のバイトの妖精達よ。人手が居ると思って」
天子 「そう言えば…。お父様が変な事言いだしたのは…

    アンタたちが天界まで登ってきた直後だったわよね。
    その時に変な妖精でも紛れ込んでたんじゃないの?」

鈴瑚 「変な妖精、か…。ふむ、もしかすると狂わされたかな」
幽香 「三下な言い訳ね、月の狂気に当てられてた方がまだ風流だわ」
  苦い顔でそう言いながらも、ふと地上の噂を思い出した幽香。

  人里等で出没する変な格好をした妖精が、奇妙な悪戯をしていくらしい。
  曰く「その手に持った松明で人妖を惑わせ、喧嘩の華を咲かせている」と。
  果実異変には関係なさそうだったので、存在が頭から抜け落ちていたのだが…。

幽香 「ふーむ。とは言え、可能性はゼロではないか…。

    もうここに用事はないし、探してみるわ。その妖精」

鈴瑚 「あの、探すのはいいけど…。この縄解いて貰っても…」
幽香 「い・や・よ。精々自力で解きなさい」
天子 「ちょ、ちょっとーっ!? おいこら無視すんな!」
  喚く二人を無視して地上へ飛ぶ幽香。

  実はすでに縄に込めた力は弱めてあり、
  二人の実力なら、十分解けるレベルだ。
  幽香はそれを知っていてわざと放置した。
  嫌がらせと制裁を兼ねた、軽い意趣返しである。
  強者は自分より弱い相手に本気で怒る事はない。
  本当の強さを持ち得る物は、何事にも動じない。
  新たな標的が見えた彼女の笑顔にソレは表れていた。
  Ending No.12  幽香さんが楽しそうで何よりです
    レガシーモード、オールクリアおめでとう!