Lyrics: 揺蕩う想い

Drifting Thoughts by Pizuya's Cell
Featured in:
PZTR-0001.jpg
Shooting Star
Original

人の子として生を受けて 儚き夢の国は隔離された 仇なす妖を退いて 月が満ちれば獣と姿変え 古今を操る神の筆となり 硝子玉の色を染め変え 人々は彼女を愛しんで 彼女も人々を愛し続けた

高貴な血と生を受け継いで 望まれぬ命と知るも 父を愛したための罪と罰は 幼き心を蝕む時の音 晦冥の果て 行き着いた場所は幻想の彼方 不死鳥に宿る想いも儚く 時の輪を外れ…

夜空に光が駆け 見守る月と星に照らされ靡く 冥府の扉に阻まれ 魂は救えず 彷徨う魂に嘘偽り無しと 優艶と受け入れる 零落する魂を神明すら救えず

異系の星回りを負う二人 運命交じ合う夜夜中 神意に背いた罪は重く 引き合う力は深く支配され 渺茫とした歪みし時にただただ流されながらも 手を差し伸べたい 其の想いを偽りの感情に隠し続け

翡翠の髪はきらきら揺れる 闇夜を包み込む鏡 また一つ闇が照らし出されて 歴史は厳かに筆を操る 鏡と共に術は失い 再び満ちるまで見えず 大切なモノが生き抜く限り 共にゆくと誓う

遥か遠くの地に居る 一人の大事な共に伝える 消えかけの心に火を燈してくれたと静かに 貴方が朽ち果てても 護り続ける事だけは伝えずに めぐりめぐる闇夜と共に 静と身を任せ

紅蓮の炎に映えるかんばせ そっと両手で包み込んだ 香る風が二人の水面 かき立て揺らす 心の臓に委ねて 生命の鼓動に思いを馳せらせ 其れは今も違わず 心の中で輝く

二人の瞳 映る 冥夜の帳が落ちても消え失せぬ 濡羽色の艶やかな姫の髪が靡く 紅蓮の幸を願い 己の心の底に隠し込んだ 偽り無き空を描いて 笑顔を餞に

瞬き日の絆は 永き時の現に刻み込まれて 静謐に 雪解けの如く明けていく夢 明けた光を浴びて微笑む 満たされた感情に輝く 掛け替え無き魂の音色が響き渡り 揺蕩う想い…