Bubbling Imaginary Treasures/Story/Sanae and Suwako's Good Ending

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門殊堂。

旧灼熱地獄の外れに建立されたお堂である。
溶岩の熱を利用して怨霊溶鉱炉を運用している。

今日は諏訪子同伴の元、現地視察が行われている。
諏訪子「へー溶岩熱を利用した天然溶鉱炉ねぇ…」

善罪 「えぇ。とは言っても今は旧地獄のレガシーですが」

早苗 「れ、レガシーって…?」

諏訪子「時代遅れの遺産のこと」

早苗 「あ、あー。なるほど?」
諏訪子「さて、早速炉の中を見せて貰おうか」

善罪 「本来は関係者以外立ち入り禁止ですが…特別ですよ?」

早苗 「わーい」
門殊堂一階にある点検用の蓋をズラすと、
外の溶岩で熱せられた灼熱の炉心が現れた。
諏訪子「ふむ。ここで例の通貨を作ってた訳か」

善罪 「えぇ。怨霊を投げ込んで一時間程経つと金属になります。
    後は溶かした金属を型に流して冷やせば

    地獄の通貨の鋳造は完了です」
諏訪子「金属の分離はどうやってるの?」

善罪 「怨霊の時点で仕訳けますが、それでも混ざるので
    アマルガム法と、溶岩と融解温度の差で分けています」

諏訪子「あぁ。確か金の溶融温度は1000℃以上だったしね」

早苗 「へ、へぇー…」
話が専門的過ぎて置いてけぼりを食らいつつある早苗。
それに気づいた諏訪子は助け舟を出す。
諏訪子「さて、そろそろ本題に行こうかな」

早苗 「ふえ?」

善罪 「と、言いますと?」
諏訪子「いくら旧地獄と言ったって所詮は一角。

    怨霊も無限じゃないし、あの溢れ方はおかしいでしょ」

早苗 「あー、言われてみれば確かに…」
諏訪子「何か炉に細工してるんだろ?あたしの目はごまかせないよ」

善罪 「………鋭いですね。

    その通り、この炉には私の術が掛かっています」
早苗 「それは一体どのような…?」

善罪 「夢幻錬金の術です。錬丹術のちょっとした応用ですが…」

諏訪子「だから炉心も周りも正八角形だった訳ね…。」

善罪 「ええ、八卦炉でもありますので。

    で、溢れた原因ですが…」
善罪 「端的に言えば怨霊の加熱不良でした。

    炉番童子の不注意で温度が下がってしまったようです。
    結果、怨霊の意思が残ったまま貨幣に鋳造され…」

諏訪子「龍脈を伝って地上に噴き出してしまった、という訳ね」

善罪 「そうなりますね。重ね重ねご迷惑をおかけしました」
意思を持つ貨幣と聞いて早苗には心当たりがあった。
妖精達が落とした怨霊通貨が、自分の懐に吸い込まれたからだ。
当初は便利とすら感じていたが、真実は想像以上に悍ましかった。

知らない方が幸せな事実もあるのだなぁと改めて思った早苗だった。

Ending No.08 まぁ廃れても地獄は地獄ですから

 ノーコンテニュークリアおめでとう!