Shanghai Alice Correspondence Three Fairies Version/Volume 3

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上海アリス通信 三精版 ~第3号~

Shanghai Alice Correspondence Three Fairies Version - volume 3

【不思議の地に降り 注ぐは、多様な星の光】 ""
 明るく大きく輝く星、暗くて奥ゆかしい星、境界が曖昧な星、歪な星、星と称される現象には様々な物がある。
 それだけ様々な光が有るのにもかかわらず、何故全てを纏めて星と呼ぶことが出来るかというと、それには理由がある。
 星は日の前では完全に力を失い、月の周りでも色あせる。日の光は生物を成長させ、月の光は妖怪の住みやすい地を育む。
 星はそれほどの力を持たない。星の光は闇を取り払うこともなく、生物に与える影響も殆どない。
 ただ自分だけが光るだけだから、星と呼んだのだ。星とは火(ほ)し、つまり遠くの住処の灯りを意味している。他に特別な意味はない。
 スターサファイアは星の光の妖精である。
 彼女は生き物の動きを捕捉するだけの能力を持つ。
 性格は星と同じで捕らえ所が無く、誰の影響を受けることもないが、誰にも影響を与えることもない。
 能力は三妖精の中でレーダー的な役割を持ち間接的ながら重要だが、その捕らえ所のない性格が三妖精達の悪戯を失敗に導く事が多い。
 彼女は時に恒星のように閃き、流星のように決断する。それと同時に、星雲のように姿を眩まし、天河のように我が道を行き、迷惑をかけることもある。
 彼女の今の姿は動きが安定しない惑星なのだ。惑星は人一倍強く輝きながらも、予想できない動きをする星である。
 何故惑星が不規則な動きをするのかというと、それは日や月と同じ位の力を持とうと彷惶っているからに他ならない。
 星のような弱い火が強い力を持つためには、まずは安定が必要である。安定は個を強調し、光は弱いものの日や月に匹敵する力を持つことが出来る。
 そう、惑星が目指す星はこの星、つまり北極星なのだ。
 北極星になることで、最も強い力を持つことが出来ると信じられている。スターは動かない星を求め、動き続けているのである。


【天声神語】

"The divine voice of the heavens"

 どうも、お久しぶりです。ZUNです。
 非常にゆったりとした時間が流れている三月精ですが、こののんびり感がたまりません。本当に話が展開していくのでしょうか? と疑問に思うまでもなく、既にいつも通りの奇妙な幻想話に落ち着いてしまいました。まあそんなもんですよね。東方の世界のお話は全て、現実に密着しつつもちょっとだけ位相がずれた所にある幻想のお話です。
 世界は月に旗が立っていることなんて既に忘れたかのように廻っていますが、それは現実だった物も幻想になっていくという良い証でしょう。
 幻想になる物は何も想像上の物だけである必要はないのです。むしろ、想像上の物が一般化すればそれは幻想とは呼びにくい。
 幻想は現実感が薄い現実に存在します。架空でありながら現実に影響を及ぼし、そして現実に操作しながらも架空だと思う。
 それを味わうにはゲームが最適です。さあ今こそゲームをやりましょう。
      博麗神主 Hakurei Head Priest.