Strange Creators of Outer World/Gensokyo Geography/Case 5

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The following is a translation of the third article of Gensokyo Geography, which focuses on information from Bohemian Archive in Japanese Red.

Article[edit]

Introduction[edit]

第4回 幻想郷ジオグラフィ 4th Gensokyo Geography
【は じ め に】 [F o r e w o r d]
幻想郷、をそれは地上に残された最後の秘境……。博麗大結界に守られた楽園は、ひとたび足を踏み入れれば、二度と外に出ることはかないません。外の世界の住人である私たちあは、東方Project作品群を通して幻想郷に触れているものの、多くは謎に包まれたままです。本誌では、安楽椅子探偵ばりに幻想郷へ思いを巡らせるべく、ゲームプレイや読書体験をもとに、一歩ずつ確かめながら「経験上の地図」の作成を目指しています。さあ、今回のプロジェクト・幻想郷ジオグラフィが指し示すものは? Gensokyo, the last uncharted land in the world...... Once you set foot in this paradise, protected by the Great Hakurei Barrier, there is no turning back. For us, residents of the outside world who have touched this land through the works in the Touhou Project, much of it is still wrapped in mystery. In this magazine, we take this opportunity to let our thoughts on Gensokyo wander, much like an armchair detective. Coupled with gameplay and reading experience, we aim at completing a "map from experience" by checking facts step by step. Now, what will the Gensokyo Geography Project show us this time?
【前 提 条 件】 [P r e c o n d i t i o n s]

  • ZUNさん自身がテキストを執筆している東方Project作品――ゲーム、小説、漫画の記述をベースとします。
  • 作品が発表された順を追って考察し、追記していく積み上げ型をとります。
  • ZUNさん自身は地理を大まかに把握しているらしいですが、どこまで決めているかは不明瞭です。
  • これは「組み合わせによる遊び」にすぎません。
  • みなさんも、自分だけの幻想郷の地図を作ると楽しいかもしれません。

  • We will take texts from Touhou Project works that are written by ZUN himself — games, novels, manga, etc. as our base.
  • We will be building up information from the works in order of release, adding new information in postscript as we move along.
  • ZUN himself seems to have a rough grasp on the geography, but it is unclear as too how far he has decided.
  • This is nothing more than a "building game".
  • Everyone, it may be fun to make your own map of Gensokyo as well.

Foreword[edit]

四回目を迎えた本連載企画。ゲームを三作品と小説一冊を通して見てきましたが、まだまだ断片的な手掛かりばかりという印象です。しかし順を追うと今回は『花映塚』・『文花帖』なので新しい情報はほぼ無いというか、拾っても肩透かしになるでしょう。そこで少し進んで、書籍『東方求聞史紀』に目を向けてみることにします。

Main Article: Case 5[edit]

Case5.「求聞史紀」に見る幻想郷の地理 Case 5. Gensokyo as Seen From "Perfect Memento in Strict Sense"
これまで取り扱ってきた作品の中で、幻想郷の地理情報はあくまで点々としたものでした。「求聞史紀」においても、地理そのものに目を向けた情報はわずかです。しかしながらスポット的に個々の場所を紹介した情報は非常に豊富で、かつそれらは互いに関連性の高い情報です。「求聞史紹」というか、「幻想郷縁起」の中の「危険区域案内」で拾える情報を順を追ってみましょう。 In the works that I've used up till now, information on Gensokyo's Geography was only scattered about. Even in "Perfect Memento in Strict Sense", there is just a little information focused on geography. However, there is extremely detailed information on individual locations, as well as the relationship between them. Rather than the entirety of "Perfect Memento in Strict Sense", we will look through the information in the "Dangerous Area Guide" of the "Gensokyo Chronicle" in order.
■人間の里 Human Village
里の紹介。場所については特に記載なし。 An introduction of the village. No particular description on the location.
■博麗神社 Hakurei Shrine
幻想郷の東の端に存在する唯一の神社。この神社は、外の世界と幻想郷の境目に存在している。神社からは幻想郷が一望でき、最も桜が美しい場所としても有名である。

ということで、今さらではありますが「博麗神社が幻想郷の東の端」という重要な情報が登場しました。ただし幻想郷の全体図は把握できないので便宜的に図1のような想定をして先に進みます。
On the eastern edge of Gensokyo lies its only shrine. This shrine exists on the border between the outside world and Gensokyo. All of Gensokyo can be seen from this shrine, and it is famous for having the most beautiful cherry blossom trees.

So, it's late but we've finally learnt of the crucial information, that "the Hakurei Shrine lies on the eastern edge of Gensokyo". However, we can't grasp the entirety of Gensokyo so we'll visualize it simply like Figure 1.
Figure 1 Figure 1
■香霖堂 Kourindou
人間の里から魔法の森方面へ向かっていくと、森の入り口に奇妙な建物が見えてくる。(略)道具屋、香霖堂である。

人間の里から香霖堂までの道のりは若干長く、妖怪も出やすい場所なので少々買い物に行き難い(後略)。

これは前回の考察で得られた情報とほぼ同じであり、前回情報の確かさを補強するとも言えます。ただ、この香霖堂についての情報から想定されるのは図2のような状態であり、あくまで人間の里と香霖堂、そして魔法の森の位置関係にすぎません。これに博麗神社がどう加わるかは、まだ情報をえる必要があります。
If you go towards the Forest of Magic from the human village, you’ll see a strange building... This building is the antique store Kourindo.

The road from the human village to Kourindou is somewhat long, and youkai will appear often, making shopping trips difficult...

Figure 2 Figure 2
■霧の湖 Misty Lake
• 妖怪の山の麓、普段は人が寄りつかない場所に大きな湖がある。
• 湖に流れ込む川は、妖怪の山から流れてくる。


「紅魔郷」で登場したきりの湖についての記述。位置関係については初回のときに考察していて、その時は博麗神社との位置関係でした。ですがここでは山、それも妖怪の山との関係です。今となっては妖怪の山の存在はとても大きいですが、「求聞史紀」は「風神録」の発表前なのでまだ名前と場所のイメージでしかありません。ここで得られる情報としては、図3のようなものとなります。
At the foot of Youkai Mountain, where humans don't usually go near, there is a big lake.
The river flowing into the lake flows from Youkai Mountain.


Figure 3 Figure 3
■迷いの竹林 Bamboo Forest of the Lost
人間の里から見て、妖怪の山とは正反対の位置に広がるのが迷いの竹林だ。

「永夜抄」で舞台の一部となった迷いの竹林についての記述。この情報はとても重要度が高く、直前に登場した妖怪の山との位置関係が語られています。この時点で山と里、里と竹林の3点の係は以下の図4が想像できます。
Looking out from the human village, in the exactly opposite direction from Youkai Mountain lies the expanse of the Bamboo Forest of the Lost.

Figure 4 Figure 4
また、前回の「永夜抄」考察の際には神社から竹林までの地図を作成しましたが、その図Aとどう組み合わせるかについても慎重に考えていきたいところです。
Figure A Figure A
■魔法の森 Forest of Magic
位置関係についての記載はなし。
■妖怪の山 Youkai Mountain
通常、山とだけ言った場合はこの妖怪の山の事を指す。

とあるように、周囲を山に困まれたていると考えられる幻想郷にあってなお、妖怪の山は特別な存在であることがわかりま す。つまり、結界の周縁部分を除けば地図上に山を配置する場合は、この妖怪の山のみということになります。ただ「妖々

葛」で通りがかったマヨイガが、この山の中にあったかどうかは確証が持てません。参考までに振り返ってみていただければと思います。(図B)
Usually, Youkai Mountain is just referred to as "the mountain".

Figure B Figure B
■中有の道 Road of Liminality
山の裏側には三途の河が流れているが、その川に辿り着くまでにある道を通らなければならない。それが中有の道だ。この道を通らないと、三途の河にたどり着く事が出来ない。

この道は「花映塚」の騒動と多少関係しているものの、実際にステージとして登場してはいません。逆に「花映塚」でステージとして登場している場所でも、「縁起」の「危険区域案内」に記載がない場所はいくつか存在します。

さてこの道についてはさほど有用な情報は無いですが、山の裏側という事で山自体の情報を補強する内容と言えます。山との関係しかわからないので、少し地図化は保留。
The Sanzu River flows on the other side of the mountain, but you must travel down a certain road before you get there. That is the Road of Liminality. If you don't go down this road, you can't reach the Sanzu River.

■三途の河 Sanzu River
山の裏側から行く事が出来る、言わずと知れた此岸と彼岸を分かつ河である。

ちなみに河が流れている場所は幻想郷ではないが、幻想郷から行ける場所として紹介する。


幻想郷の地図を作っていたと思ったら、とんでもないところに来てしまいました。三途の河の存在自体は「花映塚」で示唆されていたし、実際に渡し守である死神・小野塚小町も登場したので、あるだろうとは思われていましたが、普通に地続きっぽいこの記載にはさすがに驚きです。この情報も重要度は高く、「山の裏側は三途の河=あの世的な場所=行き止まり」と考えられます。幻想郷を包む結界とはまた別の行き止まりがある、ということ自体がそもそも新しい情報です。
On the other side of the mountain you can get to the well-known river separating this world and the next.

Incidentally, the place where the river flows isn't in Gensokyo, but you can get there from Gensokyo, so I am introducing it here.


■太陽の畑 Garden of the Sun
夏の間に、山とは反対方面の幻想郷の奥地へ進むと、(中略) そこが太陽の畑と呼ばれる草原で(後略)。

人間の里からこの畑までは距離がある


ここも「花映塚」のステージとして登場した場所で、風見幽香が登場しました。興味深いのは「山とは反対方面の幻想郷の奥地」という記述で、迷いの竹林が「人間の里から見て、妖怪の山とは正反対の位置に広がる」というのだから、竹林のさ

らに奥にあるということでしょうか? とりあえず図4に情報を追加して図5を想定してみます。
If you go towards the heart of Gensokyo from the opposite side of mountain during summer... There is a field called the Garden of the Sun...

The field is some distance away from the human village.


Figure 5 Figure 5
■大蝦蟇の池 Giant Toad's Pond
妖怪の山の中腹にある小さな池。入り口付近とはいえ(後略)。

「花映塚」では霧の湖の代わりにここでチルノとの戦いが繰り広げられました。蓮の葉が浮き、霧も無く、霧の湖とは異なる印象でしたが、本当に別の場所で、それも妖怪の山の中だったのだなあと、改めてここで気づかされます。
A small pond halfway up Youkai Mountain. The entrance might be near...

■紅魔館 Scarlet Devil Mansion
霧の湖の畔に建つ、紅く窓が少ない洋館。

「紅魔郷」考察の際に得た情報以上のものは特にありません。
A red, European-style mansion with few windows built on a bank of Misty Lake.

■冥界 Netherworld
「妖々夢」で辿り着いたのが冥界でした。ただ、あの異変の際は「幽明結界」を破っての冥界入りだったので、三途の河などには一切行っていません。ここも幻想郷の外の世界なので、地図的には以前の考察のものを(※図B)思い出していただければと思います。 After death, humans pass through the Road of Liminality, cross over the Sanzu River, and receive the Yama's judgment. Depending on the severity of their crimes, they are sent to Hell, to the Netherworld, to Heaven, etc.

■白玉楼 Hakugyokurou
冥界に存在する、とてつもなく広い庭園を持つお屋敷 In the Netherworld, there exists a mansion known with an unbelievably huge garden
■永遠亭 Eientei
迷いの竹林の奥深くに隠れるようにして建っている。 A manor built deep in the bamboo forest, as if to hide it.
■月の都 Lunar Capital
幻想郷ではない

これらの項目も「妖々夢」「永夜抄」考察の際に得た情報以上のものは特にありませんでした。
This isn't located in Gensokyo

■再思の道 Road of Reconsideration
魔法の森を通り越してさらに裏に存在する小さな道。この道を進むと無縁塚に辿り着く。

そもそもの話になってきますが、今回参照している「幻想郷縁起」における「危険区域案内」がどういった読者を想定して書かれているかと言えば、里に暮らす人間たちです。そうすると、「魔法の森を通り越して」、という記述は「人間の森から進んで魔法の森に辿り着き、そこを通り越して」という内容と考えるのが妥当ではないでしょうか。
A small road can be found by going through and beyond the Forest of Magic. Proceed along this road, and one would arrive at Muenzuka.

■無縁塚 Muenzuka
再思の道を奥に進むと、行き止まりにあるのは無縁塚である。木に囲まれた小さな空間だが(後略)

再思の道から繋がる場所で、記述通りであれば人間の里を出発してたどり着く「幻想郷の行き止まり」のひとつになります。山の裏側が三途の川=あの世という行き止まりに対して、こちらは「香霖堂」での記載から、博麗大結界で行き来を阻まれた「行き止まり」であることがわかります。図に起こすと6のようになりますが、これはこれで「永夜抄」考察の際に作られた地図Aと齟齬が出てきますねなね。
Heading further along the Road of Reconsideration, one would reach Muenzuka, where the road ends. Although it's a small area enclosed by trees...

■彼岸 Higan
三途の河の向こう岸である。勿論、彼岸は幻想郷ではない(後略)。

ということで幻想郷においては山の向こう側=あの世というイメージというか、事実としてあの世が拡がっているという事がわかります。
The other side of the Sanzu River. Obviously Higan is not part of Gensokyo...

■総括 Summary
今回の得られた情報のなかで、大きな手掛かりになるものがいくつかありました。

・山と竹林は人間の里を挟んで反対にある
・里から小道を進んで魔法の森へ行き、さらに森を抜けると最終的には行き止まりに辿り着く

ということです。今回再掲した、以前の考察で作成した地図とともに合わせると、見えてくるものがあるのではないでしょうか。

〈次回に続〉